遠くにほたるを見に行ってきたよ。
- カテゴリ:どすこい西田辺部屋
- 2021.06.12
6月も中旬に入りました、梅雨だーという感じもしないですが、まだやはり夏本番って感じでもないですね。暑い日もありますが、こう入道雲がぐうーーーんともくもくって感じでまだ見えていない気がします。
そんなこの季節にはこの季節でしか見られない体験できない事がしたいと思い、行って来ました、ほたる狩り、いつも行っている室生向渕から車でもう少し、人の少ないきれいな川にホタルを探しに行って来ました。
ホタルが光っているのを見られるのは当然のことながら夜ですね、って事でまずは到着からカレーを作って腹ごしらえ、今日は昼から夜にかけての活動だーー。
野外でクッキングももうみんな慣れたもので、到着からすぐに役割分担もして、何が必要かも考えてものの一時間ほどで立派なカレーが出来ました。まずはいつもの室生向渕の畑で暗くなる前に腹ごしらえだーー。
みんなで作って食べるのってやっぱり楽しい!美味しい!今日はこの後が活動の本番だから気分も自然と盛り上がって来ます。
ルーは具だくさんで熱いけどしっかり食べたらいざ、ほたるのいる川へ移動だーー。
やって来ました、ここがホタルがいるであろう車の通りも少ない静かな川です。
この時時間は7時くらいかな、陽が沈んで少し暗くなってきましたがまだみんなの姿がハッキリと見えますね。
川べりの方に降りていき、ほたるの生態について話しを聞きます。ほたるは幼生の時に川の中で生活し、川の中に住むカワニナという貝を食べて成長するのですね、そしてカワニナはきれいな水の流れる所でなければ生息できない、だからホタルもきれいな水のある川にいるのだと、自然と生き物の関係について考えさせられますね。
そうこうしている間に辺りは暗くなっていき・・・肉眼でみんなの姿を捉える事はまだできるけど、もうすぐ真っ暗になって行くんだなということがよくわかります。
民家は少し離れたところにあるけれど、ここには街灯もない、もう少しで完全に暗くなってしまうでしょう。
そして真っ暗になってしばらくすると、黄色い小さい光がふわっと、ふわぁっと確かに遠くに光っています。
「光った!光った!」「あっち!あっち!」「あっちにもいてる!!」「あそこにいっぱい飛んでる!!」
最初は少しずつ光っていましたが、しばらくするとわれもわれもとあちこちでピカピカ光り始めました。
携帯のカメラではその美しい情景を上手に撮影する事が出来ませんでしたが、雰囲気だけでもお伝え出来ればと思います。
暗くなって行くのに徐々に目を慣らしていったので全く何も見えないわけではありません、目の前のお友達、足元の道路、川との境目、対岸の山肌などうっすらと感じることは出来ます。
この暗闇の中で常時視界の端から端までで20から30匹、いや40匹ほどでしょうか、ふわふわと光っては消え光っては消え幻想的なシーンを味わうことが出来ました。
最後はみんなで1分間静かにホタルを存分に眺めて、ほたるの川から移動をしました。
移動をした公園で花火をして今日の活動は終了です。
ほたるの光に比べると花火の光は何千倍も強く鮮やかですが、明るく強い光も小さく繊細な光もどちらも世の中には必要で美しいものなのですね。
はい、今日も一日西田辺部屋では初となる午後から夜間での活動となりましたが、
初めての経験には初めての挑戦、発見があることを知ることができました。
都市部ではない山間部の夜は街灯がなく本当に真っ暗闇である事、しかし、真っ暗であっても全く何も見えないわけではなく、微かに視界は捉えられること、一人では怖い暗闇もみんなと一緒であれば大丈夫なことを知り、また一つ大きく成長出来たのだと思います。
今日も1日貴重な経験が出来たほたるの川に感謝をして今日の活動を終わりたいと思います。ありがとうございました。